龍蛇神講大祭りゅうじゃじんこうたいさい

 旧暦10月は一般に「神無月」ですが、出雲地方では全国の八百万神やおよろずのかみがお集まりになられることから「神在月かみありづき」と呼ばれます。神々は旧暦10月11日から17日までの7日間は出雲大社へ集われ、大国主大神の御許において神々による縁結びのお話し合い(神議かみはかり)がなされます。
 この折、神々の先導役をお仕えされる御使神として、古くより「龍蛇神りゅうじゃじん」の信仰があり、この神様を信仰される方々の組織として「龍蛇神講りゅうじゃじんこう」が結ばれています。
 そして、旧暦10月11日に御本殿で斎行される「神在祭」の後、神楽殿において「龍蛇神講」に加入された方々が参集して「龍蛇神講大祭」がお仕えされます。
緊張した面持ちで茅の輪をくぐる参集の方々
 「龍蛇神」は海蛇の神様で、水に住む“龍”の信仰からは火難除け、水難除けの守護神と仰がれ、地に住む“蛇”の信仰からは土地の災難除けの守護神と仰がれます。この二つの信仰が融合し、現在では広く家内安全や除災招福などの守護神として崇敬されています。  
 「龍蛇神講」への加入をご希望の場合、加入初穂料として5,000円をお納め戴き、次年度以降は謝恩金として毎年3,000円をお納め戴きます。詳しい内容について出雲大社教教務本庁までお問い合わせ下さい。

 

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